愛してるの響きだけでお金になる気がしたよ

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突発性発疹

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本当に手がかからない子だったと思います。

夜泣きもしない、かんしゃくも起こさない、体も丈夫、聞きわけもいい。

数少ないママ友が抱える、夜寝てくれないだとか、離乳食を食べないだとか、そういった悩みとも全く無縁で、この一年二カ月、周りの支援もあって、比較的子育てと自分の時間の両立が出来ていたように思います。

 

それがこの三日間、全く出来ない。

昼寝と就寝意外に自分の時間がほとんどない。

なぜかって、突発性発疹になったからです我が子が!!!!

 

40度越えの熱を出したのが五日前、ぐったりしている我が子に気付き、いよいよやばいやつがきたかと病院に行くと「ただの風邪でしょう」と診断されました。

解熱剤だけ頂き、その日はそのまま就寝。

次の日の朝、おむつを換えようとズボンを脱がすとこんな感じに(軽く閲覧注意)

 

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ヤバい!!!!!

はしかじゃないか!?!?これは!?!?!?

 

驚きすぎたのか、写真に写っている私の目が死んだ魚の目のようです。

と思ったけどいつもでした。

 

で、取り乱すのもそこそこに、また即病院へ。

実は風邪と診断を受けた病院はかかりつけの小児科ではなかったので(その日は休診日)今回は近所のかかりつけへ行きました。

病院へ行く道すがら、ふつふつと怒りがこみ上げてきます。風邪は誤診だったのではないかと。はしかじゃねえのかよと。

「そういえばなんだかセレブ気取りでむかつく感じのママさんどもがいっぱい来てたいけすかねえ病院だったぜ。気さくに開業しやがってよ。誤診だったらすげえ悪口とかネットに書いて店畳ませてやるからな。」

今思えば全くの言いがかりなんですけど、実際こんな気持ちで病院まで歩きました。

 

実は私、20代で水疱瘡にかかったことがあるのです。

誤診されること二回。三回目にかかった病院でやっと水疱瘡と診断されるという苦い過去があり、そしてこれがまた人生の「辛いことランキング」の上位に食い込む程きつかったこともあり(ちなみに第一位は陣痛です)水疱瘡やらはしかからおたふくやら、そういう病気を本当に恐怖と感じていたのもあり、まあ、あと基本的に医者にあまりいいイメージがないのもあって、誤診だ誤診だクッソこれは大変なことになるぞと心の中で怒りの炎を燃やしながら、かかりつけの病院へ行きました。(ていうか二十代にもなって水疱瘡なんかにかかる自分が悪いんですけど)

 

「ああ、はしかじゃないですよ。はしかはもっと大変。元気でしょ、この子」

 

いつも我が子を見てくれるおじいちゃん先生はそう言うと、耳慣れない言葉を口にしました。

 

突発性発疹ですね」

 

とっ……?ほ…っ?しん…??

 

あまりに聞き慣れない言葉すぎて(出産前に勉強してなかった)山から下りてきて初めて人間と出会ったモンスターのように聞き返してしまいました。調べてみると、一歳くらいのこどもにはよくある病気なんだとか。

高熱→熱おさまる→ブツブツ

の流れで、はしかやおたふくなんかに比べると「ああ、あれね、はいはい、ちょっとしんどいかもねー」くらいの、取り立てて大騒ぎするほどでもない病気で。また、初期症状だけでは「突発性発疹」と診断するのは難しく、診断されたとしてもとりあえず様子を見るだけ、なすすべなし、時が経つのを待つだけ、みたいな、そんな感じのやつで、「こんな大騒ぎしなくてもよかったなー」なんて、ほっとして帰宅したんですけれども。

 

 

この病気、中には「不機嫌病」なんて呼ばれていたりすることもあるようで。

もう、とにかく機嫌が悪いんです、ずっと。

だっこしてもぎゃあああああ、おっぱいあげてもぎゃあああ、寝かせようとするとぎゃあああ、おもちゃあげてもぎゃああああ。わあああああああああああ。

もうどないせえちゅうねん状態のまま、本日が三日目なのです。

 

先生の見立てではそろそろブツブツも引き機嫌もよくなってくる頃なのですが、依然として画像のような状態です。

私に出来ることと言えば、時が過ぎるのを待つのみ。

この記事は昼寝の最中に書いています。

来月10日には締切があります。

祈 る の み で す 。